【にほんの詩】 2Fl,Pf
◆公演日:2008.7月26日(土) 19:00 開演
◆出 演:Fl.上坂 学、市川 直子
Pf.近藤 盟子
◆お話し:大竹 亮
◆会 場:スペース・Do(東京都新宿区、JR新大久保駅・JR大久保駅近く)
邦人作曲家フルート曲の主要作品、フルートによる日本歌曲で、にほんの心を堪能いただこうという企画でした。
*40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

ゲネプロ
*40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

お話しが始まって演奏会の開演
*Sony DSC-R1

ソロは私が
*40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

*Sony DSC-R1

矢代秋雄のデュオ
プログラムは以下の通りです。
● 別宮 貞雄:べっく さだお(1922[大正11年].5.24東京〜)
−フルートとピアノのためのソナタ
(Fl+Pf、1954年、フランスで作曲、初演[32歳])
I.Allegro moderato 2/4
II.Vivace 3/8
● 丹波 明:たんば あきら(1932[昭和7年]〜)
−フルートとピアノのためのソナタ
(Fl+Pf、1957年、フランス留学中に作曲、初演[25歳])
● 矢代 秋雄:やしろ あきお
(1929 [昭和4年].9.10東京〜1976[昭和51年].4.9[47歳])
−2本のフルートとピアノのためのソナタ
(2Fl+Pf、1956〜8年作曲、フランス留学から帰国直後、NHKの委嘱、放送で初演[27〜9歳])
I.Allegro
II.Lento
III.Molto vivace
● 成田 為三:なりた ためぞう
(1893[明治26].12.15.秋田〜1945[昭和20].10.29.)
−歌曲「浜辺の歌」(Fl+Pf、1918年[大正7年]作曲[25歳])
● 岡山県民謡=山田 耕筰(採譜・編曲):やまだ こうさく
(1886[明治19年].6.9.東京〜 1965[昭和40年].12.29.[79歳])
−歌曲「中国地方の子守唄」(Fl+Pf、1928年[昭和3年]作曲[42歳])
● 大中 寅二:おおなか とらじ
(1896[明治29年].4.19.東京〜1982[昭和57年].6.29[86歳])
−歌曲「椰子の実」(Fl+Pf、1936年[昭和11年]作曲[40歳])
(1936年[昭和11年]、日本放送協会大阪中央放送局の番組「国民歌謡」の担当者が、作曲家大中寅二宅を訪問し、島崎藤村の詩に曲を付けるよう依頼し、完成)
● 熊本県民謡=古関 裕而(採譜・編曲):こせき ゆうじ
(1909[明治42年].8.11.福島〜 1989[平成元年].8.18.[81歳])
−歌曲「五木の子守唄」(Fl+Pf)
● 澁谷 正俊:しぶや まさとし
−フルートとピアノのためのソナタ
I.Largo 2/2-Allegro molto 6/8
II.Adagio dolente 2/4
III.Allegro ma non troppo 4/4
アンコールは、「我は海の子」(近藤 盟子:編曲、隠しテーマ「夏は来ぬ」)でした。
前半3曲の作曲者は全てフランスに留学している。ある時代、音楽留学はフランス、という時代があって、その頃の作品達だ。また、フランスから観た日本の作品とも言えよう。
別宮 貞雄は平均律にこだわった作曲家ということになっているのだが、もちろんそんな単純な話しではない。和声解析も、基本しか学んでいない私には難しい。全音音階も使われているし、調性そのものも記号の多い調が選ばれていて、その全ては臨時記号、しかし工夫が凝らしてあって譜読みが大儀でイラっとする(笑)。美しい1楽章と軽快な2楽章のコントラストが楽しい作品だ。
今宵、一番カッコ良く興奮したのは何と言っても丹波 明のソナタだ。単一楽章のソナタなのだが、色彩感に溢れ、極めて高い緊張感が漲る。複雑な曲の割に譜読みは別宮作品よりも簡単なのが不思議だ。邦人作品でダントツにお勧めの1曲。何度でも再演したいソナタだ。
矢代 秋雄のソナタは、2Flの現代曲の中でも傑作といって良いと思う。武満 徹の「MASQUE」(無伴奏だが)のような気難しさはない。若い頃の作品で曲の広がりに未熟さを感じないでもないが、3楽章全体を通じて心地よい緊張感が曲を支配する。拍子の「数え」がキモですな(^^)。矢代作品を陽の緊張感とすれば、丹波作品は陰の緊張と言うことも出来よう。
後半、4曲の有名な日本歌曲を吹いた後は、最後に澁谷 正俊のソナタを演奏した。作曲者については皆目見当も付かず何も判らない。検索してみても学者さんが出てくるばかりで、あとは私の演奏記録がリストアップされる。解説の大竹さんも音楽大学の図書館でさんざん調べたとのことだが分からず終いだった。親しみやすく、気軽に楽しめる作品だ。3楽章形式の立派なソナタだが拙さも窺える。伴奏のピアノパートは、私でも弾きやすいと感じるから、作曲者はそれほどピアノが上手くないのかも知れない。謎の多い不思議な曲。情報求む!
次回公演は10月4日(土)、近代フランスの作品を集めた「French Composers」です。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
*40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

休憩中は出演者も飲み物をサーブ
<本日のコラム>−−−−−−−−−−−−−−−
フルート・コミュニケーション Vol.142
■ボランティア・デビュー未遂■
相変わらず日々ねこの写真を撮り続けている。その可愛さったら!人間に媚びない気まぐれさがイイ!それも地域ねこ(ノラ)に限る。普通に見たら汚くて可愛くないその姿が何ともいいものなのだ。ねこを撮るために徘徊しているとあちらこちらでボランティアの方々に出会う。それはもう絶対に真似できないほどの情熱で、朝晩のごはんはもちろん、ノラの避妊・去勢手術をポケットマネーで行っている。ノラが子供を産んでも不幸な状況に陥る場合が多いので、子供が生まれないようにした方が結果的に幸福だという考え方だ。そして、今生きているねこたちに世話をして我々人間と共存しようというのが「地域ねこ」というわけだ。
先日来、うちに居着いたまだ若いねこを動物病院へ連れて行き避妊(女の子だったので。男の子は去勢)手術を依頼した。ところが、このねこは既に避妊手術が施されていたのだった。ボランティアにはなり損ねたが、ねこに辛い思いをさせずに済んだことに胸をなで下ろした。
(ま)
<本日の打ち上げ>−−−−−−−−−−−−−−−
*以下3枚 40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS + 580EX

ゲストの市川直子さんも交えての打ち上げ。現代邦人作品について、はたまた、フルーティストについてアツイ意見交換で白熱!(ただ好みを言っているだけなんですけどね)、それが楽しい!

そんなことより、ハラ減ったぁー、ですよね、直子。それは正しいです!

直子が手に持っていたのはコレ。カツオのたたき。刻みネギとみょうがを乗せてポン酢で頂く。ウマウマです。
<本番へ向けてどうやって英気を養っているかというと、、>−−−−−−−−−−−−−−−
*以下3枚 40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

今日はこんなオシャレなディスプレイがあるお店で、、、

伴奏者嬢もオシャレに、、、コラっ!直子、人のを狙っているんじゃない!
サンドイッチに紅茶のスコーンって、結構ボリュームがありそう。

私はコレ。
ハムとカマンベール・チーズのサンドイッチ、パプリカのピクルス添え(画像右の赤いヤツがパプリカ)。パプリカのピクルスが想像以上に旨かったなあ。今度作ってみよう。
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