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[ソロイスツVol.140] ヴァイオリン名曲集
◆「クライス・フルート・ソロイスツ」サロンコンサート Vol.140
  ヴァイオリン名曲集 Fl,Pf
◆公演日:2008.5月17日(土) 19:00 開演
◆出 演:Fl.上坂 学
     Pf.近藤 盟子
◆お話し:大竹 亮
◆会 場:スペース・Do(東京都新宿区、JR新大久保駅・JR大久保駅近く)

ヴァイオリンの名曲名曲を、フルートで楽しもうという夕べです。

*全て 40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

ゲネプロ


客席設営・丸テーブル


お話しが始まり、コンサートが始まります(後半)


トーク(後半)


サン=サーンス

プログラムは以下の通りです。

● フランク:Cesar Franck
 (1822.12.10.ベルギー、リエージュ〜1890.11.8.フランス、パリ[68歳])
  −ソナタ イ長調
   (原曲:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ、1886年作曲[64歳])
     I.Allegretto ben moderato 9/8
     II.Allegro 4/4
     III.Recitativo-Fantasia : Ben moderato 2/2
     IV.Allegretto poco mosso 2/2

−−−−−−−−− Tea Time −−−−−−−−−

● クライスラー:Fritz Kreisler
 (1875.2.2オーストリア、ウイーン〜1938フランス国籍取得〜1939アメリカ永住〜1943アメリカ国籍取得〜1962.1.29 アメリカ、ニューヨーク[86歳])
  −愛の喜び
   (原曲:「古典的手稿」第10曲、ヴァイオリンとピアノ、
    マインツのショット社から1910年刊[35歳])
  −美しきロズマリーン
   (原曲:「古典的手稿」第12曲、ヴァイオリンとピアノ、
    マインツのショット社から1910年刊[35歳])

● ベートーヴェン:Ludwig van Beethoven
 (1770.12.16ドイツ、ボン〜1827.3.26オーストリア、ウイーン[57歳])
  −ロマンス 第2番 ヘ長調 Op.50
   (原曲:ヴァイオリンとオーケストラ、1798年頃作曲[28歳])

● サン=サーンス:Charles Camille Saint-Saens
 (1835.10.9フランス、パリ〜1921.12.16アルジェリア、アルジェ[86歳])
  −序奏とロンドカプリチオーソ イ短調 Op.28
   (原曲:ヴァイオリンとオーケストラヴァイオリニストのパブロ・デ・サラサーテのために作曲した作品、1863-8年作曲[28-33歳]、1872年初演[37歳])

アンコールは、サン=サーンスの「白鳥」でした。

本日の演目は、日頃日本初演じゃないかと思われるほどニッチな曲目が必ずプログラムに取り上げられる当シリーズにあって、全てが著名人の作品、オールスターという珍しいとも言える夕べ。各作曲家については、多くの書籍、CDのジャケット等だけでなく、Webサイトにも詳しく書かれているので割愛し、なぜヴァイオリンなのか、を書きたいと思う。

多くの人が「クラシック音楽」という言葉を聞けば思い出されるのはロマン派だろう。私もロマン派の音楽は大好きだ。しかし、フルートのための作品は絶望的に枯渇している。大作曲家達は弦楽器や声楽、また、大編成のオーケストラに目を向け、フルートは良くてオーケストラの部品的な扱い、それがロマン派という時代だ。フルートの作品はまあまああるのだが、それらは大作曲家に愛想を尽かされた不満から、フルート奏者自らが創り出した小品がほとんどで、世間的な認知度や人気は低い。簡単に言えば、誰も知らない。そんな曲を紹介していくのもプロの努めだし、当シリーズの趣旨の一つになっている。だが、ロマン派の曲も演奏したい、と強く思うのである。

フルート以外の楽器のためのロマン派の優れた作品の中には、フルートの良さを発揮できる作品も多い。何が何でもフルートで演奏できるかと言えば、当然ながらそんなことはなく、極端な例だが、マーラーのシンフォニーをいくら良い曲で好きだからといってフルートで演奏出来るものではない。曲に対するアプローチと感性、構想、そして、夢を持てば、「フルートの曲」として演奏できる曲があるわけだ。その一部が今宵演奏したプログラムだ。

重要なのは、「フルートの曲」だというアプローチをすることで、ヴァイオリンの曲、と思ってしまうのなら素直にヴァイオリンの演奏に耳を傾けた方がよい。その曲を分析し、音楽的指向性を見いだし、フルートの特色に取り込み、原曲がヴァイオリンあることを忘れなければならない。それらがうまく機能し成功すれば、立派にフルートのレパートリーになるのである。

音楽は自由であり、その自由さが音楽の良さでもある。
ヴァイオリンの曲をフルートで演奏すれば、音楽性や色彩感に変化が起きる。全く別な曲に生まれ変わると言っても過言ではないだろう。それは、物理的な、テンポ感、伴奏の弾き方、音量、音程感、その全てが変化する。それは偽物では無く、音楽の持つ多様性と可能性を見出せる瞬間なのだ。本来、曲はどの楽器で演奏しても良かった。昔は、作曲家はその可能性を提示するに留まり、曲を完成させるのは演奏家の仕事だった。時代が進むにつれて作曲家の意見が強くなり、演奏家の自由は狭まってきた。

他の楽器の名曲をフルートで演奏するということは、曲芸でもお遊びでもなく、音楽の起源にさかのぼり、音楽の持つ本来の可能性に挑戦するということだと思っている。1つの音楽を1種類だけで楽しむのは窮屈だ。もっと自由になりたいのである。


<本日のコラム>−−−−−−−−−−−−−−−

フルート・コミュニケーション Vol.140


■あら〜、偉いわねえ■

 相変わらず地域(野良)ねこを追い続けている。表題の言葉は、ねこ巡りをしている時にとあるねこ場にいたボランティアのおばちゃんに言われた言葉。隣の市から来たと言ったら、わざわざ隣の市からねこの世話をしにやって来た、と思われたわけである。とにかく猫の写真を撮りたくて徘徊しているだけだから、そんなに褒められると困る。まあ、時にはごはんをあげたり水を換えたりもするのだが。

 地域ねことは、周辺の住人がちゃんと世話をして地域住民と共存しているねこのことで、基本的に人の世話を受けない野良ねことは区別している考え方だ。ボランティアの方達は、私費で不妊手術を施したり、食べ物だけでなく家を造り、体調が悪ければ病院へ連れて行くなど、それはそれはちょっと真似できないくらいの立派な努力をしている。生まれてきても不幸になるのなら、個体を減らす目的で不妊手術をする、ということだ。しかし、糞の問題など冷酷に扱われることも多い。庭で糞尿をして迷惑しているということだが、犬の散歩で糞を片付けないマナーの悪い人を何人も見ている。その方がよっぽど問題だよなあ。

(ま)



<本日の打ち上げ>−−−−−−−−−−−−−−−



今夜も楽しく盛り上がりますーー。



飲みながら、、、こんなのとか(一見身体に良さそうなサラダだが、チーズがかかっていて高カロリーで旨い)、



こんなの(肉団子と鶏の唐揚げとポテトフライの盛り合わせモグモグ)をモリモリ食べていると、



強指向性的音楽嗜好のヨッパライが出来上がります(^_^)。



<本番へ向けてどうやって英気を養っているかというと、、>−−−−−−−−−−−−−−−



本番前の食事は、ヘルシーに「キャベツのサラダ」、のワケは無く、



トンカツなのダ!これで乗り切ったのダ!!

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コメント
 −序奏とロンドカプリチオーソ イ短調 Op.28

観客が何に感動するのか? が、わかったような気がします。

 どんな曲もサラッとこともなげに吹いてしまう先生は何度も拝見、拝聴させていたただきました。
でも、この曲の素晴らしさもさることながら、「挑戦」を忘れない先生を間近に見せていただき、胸が熱くなりました。
 出回っているCDでは得られない貴重な体験です。
ありがとうございました。


 
| ハズ | 2008/05/19 12:04 PM |
ハズさん、

ありがとうございます。
楽しんでいただけて嬉しいですね!
"ロンカプ"は大好きな曲なので、今後も演奏してもっともっと高めていきたいです。
| てんし | 2008/05/20 2:34 AM |
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