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[ミニヨン116]音楽の母と交響曲の父
ソロイスツ・ミニヨンサロンコンサート Vol.116
 「音楽の母と交響曲の父〜ヘンデルとハイドン」Fl&Pf
◆2006.2月21日(土) 19:00 開演
名曲喫茶・ミニヨン



*SONY DSC-R1


今回のプログラムは以下の通り。


・ヘンデル:Georg Friedrich Handel
 (1685.2.23 ドイツ・ハレ〜1759.4.14 イギリス・ロンドン[74歳])
 −フルートと通奏低音のためのソナタ イ短調 HWV.362
 (1725〜6年[40〜1歳]頃に作曲。1730年、作曲家に無断で出版。原曲:アルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ Op.1-4)

・ヘンデル:Georg Friedrich Handel
 −フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 HWV.363b
 (1726年[41歳]頃に作曲。原曲:オーボエと通奏低音のためのソナタ ヘ長調)

・ハイドン:Franz Joseph Haydn
 (1732.3.31 オーストリア・ニーダーエーステライヒ州ローラウ〜1809.5.31 ウイーン[77歳])
 −ソナタ ハ長調 Hob.XVI Nr.43
 (1783年[51歳]以前に作曲。原曲:ピアノ・ソナタ 変イ長調 第43番)

・ハイドン:Franz Joseph Haydn
 −フルート協奏曲 ニ長調 Hob.VII b:2
 (1783年[51歳]作曲。原曲:チェロ協奏曲 第2番 ニ長調、Vlc.,Orch.)


先月 1月の公演 とうって変わって古典の夕べ。

ヘンデルの作品は、ハレ・ソナタ3曲を含む全11曲のソナタ集としてベーレンライター社から出版されている楽譜に収蔵されている2曲である。それぞれフルート以外の楽器が原曲とされているが、演奏する楽器は比較的自由であるという当時の慣習から一般的には”横笛”フルートのためのソナタとして周知されている。当時”フルート”とは単なる”笛”と解釈され、”縦笛”であるリコーダーもフルート族とされていた。当時はリコーダーの方が音色の均一性、音程の確かさでその性能は横笛を上回っていて、フルート、と言われればリコーダーをさす場合もあったようだ。横笛のフルートは、ご承知のようにその後材質が金属になったりメカニズムが付いたりとめざましい変革を経てきたが、リコーダーの方は小学校で習う”たてぶえ”と構造は基本的に変わらない。奥が深い歴史的な楽器なのである。ヘンデルの作品も、もちろん、歴史的に意味のある作品なのだが、日頃使っている総金の楽器で、様式をふまえながら今ヘンデルが生きていたらこう作曲しただろう、という考えを演奏にしてお聞きいただいた。

ハイドンの作品は、2曲とも通常はフルートで演奏されることはない、正真正銘他の楽器のための作品だ。ソナタ・ハ長調はピアノのためのソナタ、協奏曲・ニ長調は有名なチェロ協奏曲が原曲となる。このチェロ協奏曲はクラシック音楽を積極的に聞き始めた中学生の頃買ったレコードの中の1枚にあり、思い出深くも大好きな1曲である。1楽章のイントロ部分だけフルートオーケストラ用に編曲してクライスの合宿演奏したりもした。他の楽器の作品を臆面もなく演奏してしまうフルートという楽器は、なんて欲張りなんだろう!だからこそ楽しいのであるが。


有名な作曲家の夕べだから、解説の大竹さんも話すことがありすぎてまとめるのに苦労していたようだ。自然と熱も入る。


*SONY DSC-R1


<本日のコラム>

・フルート・コミュニケーション Vol.116

■アクシデント■

 アクシデントはつきものである。もっとも、私の場合はアクシデントと言うよりも「ポカ」の方が当てはまっているのだが。。。プログラムを忘れたり、忘れなくても両面同じものを印刷してしまったり。チケットを忘れたこともあったなあ(しみじみ)。

 先月の本番当日、東京の虚弱なインフラを混乱させるには十分の雪模様であった。ソロイスツのサロンコンサートでは、過去にも100回公演の時には大型台風が直撃し、交通は完全に麻痺した。ミニヨンへ来たお客様はすぐには帰れなかったのである。話を戻そう、とにかく先月は雪。何だかいやーな予感がしていたのだが、行きの高速で見事的中、事故を目撃してしまったのだ。2台前の車が進路変更しようとしてスピン、壁に激突してボンネットを山型につぶしてしまった。すぐ気がついてハザードを点灯、後ろからの追突に気を付けてバックミラーを覗いていると、止まりきれない大型トラックが蛇行の末に壁に激突、その後ろはトラックに激突。私の車を含めて5台くらいがこの2つの事故の間に挟まれ、しかし、奇跡的に無事であったのだ。

 「この後何もなければいいですけどね」と、不吉なことを言うゲスト出演のあゆみせんせー。その言葉は的中、本番で使う予定のアルトフルートを家に忘れてきてしまったのである。ただし、被害を被ったのは、楽器屋までアルトを借りに走らされたあゆみせんせーだったのは言うまでもない。

(ま)
| ★☆ソロイスツ・サロンコンサート☆★ | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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