◆「クライス・フルート・ソロイスツ」サロンコンサートVol.215
<二重協奏曲>
◆公演日:2017.5月12日(金)7:00p.m. 開演(6:30p.m.開場)
◆出 演:Fl.上坂 学、大前 翔子 Pf.近藤 盟子
◆会 場:スペース・Do(東京都新宿区、JR新大久保駅・JR大久保駅近く)
◆お話し:大竹 亮
◆入場料:一般(大学生以上)¥2,500− 学生(高校生以下)¥1,500−
(未就学児の入場はご遠慮下さい)
◆フライヤー(チラシ)拡大画像
<本日のゲネプロ>−−−−−−−−−−−−−−−

会場入りしてすぐにサウンドチェック。何回も何回も同じ場所で演奏していてもこのチェックは欠かせません。そして、本番へのコンセントレーションを高めるとても重要な時間でもあります。ぐーっと音楽に入り込み作曲家の言葉をもう一度感じる大変だけどステキな時間なのですね。

会場のセッティングも終わり、開場時間です。
よし、やるぞーーー!
<本日のStage-1>−−−−−−−−−−−−−−−

いつものように前半は全員が揃ってのお話しです。奏者各自の曲への想いや解説の大竹さんの裏話も炸裂(*^▽^*)、楽しいイベントトークのような時間です。

1曲目のドップラーが始まります。ドップラーと最後のチマローザは私が1st.を担当します。最後の第4オクターブのEもちゃんと決まりました<(`^´)>。
<本日のTea Time>−−−−−−−−−−−−−−−

赤白ワイン、オレンジジュースのフリードリンクがサービスされます。お客様皆さんとのお話の時間、今日はソロイスツのもう一人のレギュラーメンバー平野景子ちゃんも聞きに来てくれました。景子ちゃんは9月公演「ソロイスツVol.217:ザ・トリオIV〜Sterling tones」で饗宴予定です。この公演では久しぶりに私も銀の楽器(なのでSterling tones)を使う予定です。楽しみです〜ヽ(^。^)丿
<本日のStage-2>−−−−−−−−−−−−−−−

私と大竹さんのお話しの後、後半の演奏が始まりました。バッハの2Vlnの為の協奏曲から第2楽章、この演奏もとても好評でした。頂いた「自分でも演奏したい」という言葉は最高の褒め言葉ですね、ありがとうございます、嬉しいです。

終演後に出演者記念撮影〜。みんながカメラを向けてくれてなんだか嬉しい(#^.^#)。
プログラムは以下の通りでした。
● ドップラー:Franz(Ferenc) Albert Doppler
(1821.10.16.オーストリア領ランベルク[現ハンガリー、リヴォフ]〜1883.7.27 オーストリア、バーデン[ウイーン郊外] [62歳])
− 2本のフルートとピアノのためのアンダンテとロンド Op.25
(1874年初版[53歳])
フルートと言えばこの人!的存在のドップラーの定番曲です。指揮者としても活躍していた兄のフランツは、オーケストラのオフシーズンになると弟のカールと共に演奏旅行を行い世界各地を訪れていました。この「アンダンテとロンド」もそんな中で生まれました。もちろんフルートの高度な技術を余す事無く発揮できる作品ですが、時折出てくる愁いのあるメロディも魅力の一つです。
● ヴィオッティ:Giovanni Battista Viotti
(1755.5.12.イタリア、フォンタネット・ポー〜1824.3.3イギリス、ロンドン[68歳])
− 2つのフルートと弦楽のための協奏交響曲イ長調
(1788年[33歳])
(原曲:ヴァイオリン協奏曲 第3番 イ長調G25、1781年[26歳])
I.Allegro maestoso 4/4
II.Adagio 2/4
III.Allegretto 2/4
イタリアのヴァイオリン奏者だったヴィオッティは、イタリア国内での成功の後パリへ赴きマリー・アントワネットの教師なども務めていたそうです。ロンドンへ行けばハイドンとも親交があったそうで、愛される人柄だったようですね。後にロッシーニのようにグルメに走りワインを作ったりましましたが失敗に終わっています。この作品はフルートの為の作品として伝わっていますが、原曲はヴァイオリン協奏曲なのでは無いか、と疑念が持たれています。確かにフルートには不向きな跳躍が(この時代の作品としては)多用されていますし、長いフレーズも管楽器の物では無く弦楽器の物と感じられます。しかし、フルートの性能も遺憾なく発揮でき、明るく朗らかな曲想は万人に愛されています。
● バッハ:Johann Sebastian Bach
(1685.3.21.ドイツ、アイゼナハ〜1750.7.28.ライプツィヒ[65歳])
− 2本のフルートのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043より、第2楽章
(1730年頃[45歳頃]、原曲:2Vlnのための協奏曲)
II. Largo ma non tanto 12/8
原曲の協奏曲も素晴らしく、そして有名な作品ですが、フルート愛好家の中でもとても人気のある編曲作品となっています。特に本日演奏した第2楽章はとても美しく、自分で奏でられずにはいられなくなる楽章です。感情移入も自然に出来、曲への想いがあって初めて技術が必要になってくると言う、音楽の前提を体感できる、そんな作品です。
● チマローザ:Domenico Cimarosa
(1749.12.17.イタリア、アヴェルサ[ナポリ郊外]〜1801.1.11 ヴェネツィア[52歳])
− 2本のフルートとオーケストラのための協奏曲 ト長調 作品番号 GroF 1077
(1793年作曲[44歳])
I.Allegro 4/4
II.Largo 3/4
III.Allegretto ma non tanto 12/8
イタリアの音楽家チマローザは幼少より才能を見いだされ、貧しいチマローザ家の為に金銭的な援助を申し出る人も現れ、チマローザは専教育を受ける事が出来ました。オペラ作曲家として70曲以上のオペラを残し、ロッシーニが出てくるまではイタリアのオペラと言えばチマローザの名が第一に挙がっていました。エカテリーナ女帝の招聘でロシアで活躍したり、ウィーンでサリエリの後任として宮廷楽長を務めたりしました。イタリアに帰ってからもどんどん作品を世に送り出し人気を博していましたが、政治犯と言う事で逮捕されましたが、友人達の助けにより死刑寸前で釈放されました。そんな事もあってかその後過労で亡くなります。人気者のチマローザの死に関して政府の毒殺説が広まり、政府もそれを打ち消す為に躍起になったそうです。とても実力も人気もあり大成功したチマローザですが、ほんの少し不幸な最期だったようです。
アンコールは「キース・エイモス:2本のフルートの為の協奏曲より、第3楽章」でした。このアンコールもとても好評で、終演後何人もの方にもう一度曲名を尋ねられました。是非チャレンジして下さいね!
次回公演は、2017年7月15日(土、7:00p.m.開演)公演「ショパンとポーランド」と題し、ショパンを中心にポーランドの作曲家の音楽にスポットライトを当てたいと思います。どうぞお越し下さいますよう心よりお待ち申し上げます。
<フルート・コミュニケーション Vol.215>−−−−−−−
■激辛大好き■

辛いものと言えばなんと言ってもカレー。馴染みのカレー屋さんで辛さはどうかと尋ねられたので「大したことない」と言ったら、生の唐辛子を出された事があった。初めて見る丸く青いネパール産の唐辛子は確かに辛かった!それまでに食べたどんな物よりも辛かった、のだが、それが美味しい。旨味があって美味しい。それ以来訪れると必ず生の唐辛子がサービスされるようになった。
ラーメンやつけ麺も辛いメニューが大人気だ。しかし、どこも根性無しで大したことない。こんなので激辛だなどと言って欲しくない、甘甘だ、と言いたい。そんな時、新橋にある激辛麻婆豆腐で有名な某店へ訪れた。そこの激辛麻婆豆腐の辛さは本物で、辛すぎて喉や胃が焼けるように痛いのだ。完敗。残したよ。アレは人間の食いもんじゃ無いよ。
と言いつつ、自宅でも激辛魚粉ラーメンを作って食べているのだ。旨いよ、ジッサイ。激辛、是非お試しアレ!!
<本日の打ち上げ>−−−−−−−−−−−−−−−

本番<Stage-3>の開演です!(言われる前に言っておきます)
お店の方にシャッター押し(スマホ)をお願い、「あ、そのシャッターボタン長押しして下さい」。つまり連射です。あっという間に10枚以上撮れるのですが、暗い店内はぶれやすいので連射しておけば必ず何枚かはちゃんと写っているのですね。連射バンザイ。

腹減りは出演者も聴衆も同じ、極太の穴子の押し寿司をぱくぱくぱくぱくσ(^◇^;)

大好きなほっけ、やや大きいサイズが嬉しい。皮と骨や目の周りの取り合いです(笑)。大きさの比較に我らがピアニスト様のお手々。
<開演に向けてどうやって腹ごしらえしているかというと>−−−−−−−

いつもJR大久保駅で降りて会場へ向かうのですが、今日はファストフード店でぱくぱく。ハンバーガーとフライドポテト、飲み物のセットにサイドメニューでチキンのフライを。そのフライ、今日はキャンペーンとかで同じ値段で倍量の6本になっていました。1人2本までですよ、ぱくぱくぱくぱく。

【日 時】2017年5月30日(火) 19:30開演(18:30開店)
【会 場】吉祥寺:Strings (武蔵野市吉祥寺本町2-12-13-B1F)
【料 金】¥3,000(+ご飲食代)
【出 演】
・1st set (クラシック):上坂 学(Fl.)、近藤 盟子(Pf.)
・2nd set (ブラジル音楽):今井 亮太郎(Pf.)、 川満 直哉(Fl.)
※入替制ではありません。どちらもお楽しみいただけます。
【フライヤー】こちらより拡大画像をご覧頂けます
【演奏会後記】川満さんのブログです
<以下Facebookのイベントページより転載>
今年1月に初めて開催して大好評だった「クラシックとブラジル音楽の夕べ」の再演が決定しました♪ヾ(*´▽`*)ノ 前半はクラシック、後半はブラジル音楽をそれぞれフルートとピアノのデュオ編成でお届けします。
場所は前回と同じく吉祥寺「Strings」さん。出演者も前回と同じくクラシック・パートは上坂学さん(Flute)と近藤盟子さん(Piano)、ブラジル音楽パートは今井亮太郎さん(Piano)とワタクシ(Flute)のデュオでお届けします。
「ブラジル音楽なんて聴いたことない」というクラシック・ファンの方にも「クラシックってちょっと敷居が高くて行きづらいなぁ…」というブラジル音楽ファンの方にも本気で楽しんでいただける2時間です。
ご予約は既に承っております。お店への直接のご連絡はもちろん、本欄へのコメント、あるいは出演者宛のメッセージ等でも結構ですので、どうぞご予約の上でご来店ください。お待ちしております!!m(_ _)m

クラシックとボサノヴァのプリフィックススタイル
ルビンの壺の様に、見る角度によって違って聞こえる音楽。伝統的なバッハの演奏にボサノヴァのエッセンスを加えたり、他の作曲家から見たバッハも。
当日は雨の季節、ジョビンの雨に乗せてショパンの雨も。彩り華やかなフルート2本とピアノの饗宴をお楽しみ下さい!
*開催日時:2017.6月24日(土) 19:00開演(18:30開場)
*会 場:名曲喫茶・カデンツァ
東京都文京区本郷7−2−2本郷ビル地下1階
03−5844−6807
都営大江戸線『本郷3丁目』5番出口徒歩3分
東京メトロ丸の内線『本郷3丁目』徒歩4分
*出 演:フルート・上坂 学、泉 あや ピアノ・近藤 盟子
*入場料:3,000円(1ドリンク込み)
*Facebookイベントページ
*フライヤーの拡大表示(両面)

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