◆プログラム:こちらからご覧下さい
◆Index:レッスンの様子とレッスン以外の主な内容
→13日:2日目、リクリエーション
→14日:3日目、参加者発表会
→15日:最終日、また来年!
クライス最大の行事であるサマーキャンプ、35年目を迎えるVol.35、そのご報告第1弾です。キャンプの会場をゾンタックに移して12回目の夏です。
<Vol.35の集合>
*画像は全44枚あります。
ついにサマーキャンプ当日がやって来ました。車に分乗して向かう人、鉄道で向かう人とそれぞれですが、車組の集合は今年もいつもの横川SAです。
とっても良い天気!それでも例年よりは気温も湿度も低く爽快です。
横川と言えば、なんと言ってもこれ!おぎのやの峠の釜飯ですね、旨旨〜\(^O^)/
個人的には、幼少の頃の帰省で、今は無きJRの碓氷峠を登る時に幾多のトンネルを抜けながら食べた思い出の味なのです。
我々講師陣3人の車は余裕を見て出発した事もあり一番乗り。なので先に頂きま〜す(#^.^#) 翔子せんせいのナイスな食写であります。
食べ終わった頃(^^ゞ参加者生徒さん達が次々に到着。ゆっくり食べ、途中通称ニシトモで宴会用食品を大量に仕入れ、会場のゾンタックへ向かいます。
<Vol.35のチェックイン>
菅平高原は標高1,300mほど。日中の気温は下界とさほど変わりませんが夜はとても涼しく20度を切る事も多々あります。日中も湿度が低く、日陰にいれば快適そのもの!それだけでもフルート吹くのも楽しくなります(食欲も、ね)。
こちらが今年も宿泊する新館です。2階の大きな暖炉のあるロビーでピアノ無しアンサンブルのレッスンが行われます。
そのロビーでオリエンテーション。さあ、3日間楽しむぞ!
翔子せんせいからもお話しがあって、さっそくレッスン開始です。
<Vol.35のレッスン開始!>
ピアノ無しの一番手は「女子力高いトリオ」です(^。^)。3rdは大阪から初参加のまーくん。ヒロシちゃんにたいぞーちゃんと邦人作品にチャレンジです。
ゾンタックは敷地も広く、音を出せる場所が多いのが素晴らしい。キャンプ常連さん達は「自分の場所」に陣取りさっそく練習を始めます。
エントランスも練習場所に。
<本日の自然>
さあ、私はピアノ伴奏付きのレッスンへホール合掌館へ向かいます。美しい青空を背景に向日葵の黄色が鮮やか。
トンボさんとにらめっこをして、
この吊り橋を渡りホールへ。
こちらがホール合掌館です。北陸から移築された古い合掌造りです。
<本日の合掌館>
ホール前ではすでに練習が始まっていました。空気が爽やかで、自然の残響があって気持ちイイ!
こちらがホールです。昇降可能な舞台が有り、舞台上にはグランドピアノも設置されていて、本格的なコンサートの開催も可能です。このホールのこけら落としは、元ベルリンフィル首席フルート奏者のアンドレアス・ブラウとのことです。
初日からガンガン行きますよーーー。
舞台後ろから。
女子力高いトリオの別バージョンメンバーでテレマン。演奏時間20分以上の大作にチャレンジです。
いつも写真を撮って下さる折居さんは声楽で参加。
今年のピアノ部は可愛いピアニスト(小1)も参戦しますよ〜。
レッスンが終わり食事に向かおうと外へ出ると、先ほどの女子力トリオが和気あいあいと、しかしテンション高く練習しておりました。さあ、メシいくよ!
<本日のディナー>
お魚料理。オリーブオイルとバジルのソースで。
肉料理はステーキです。この他にサラダ、スープ、グラタン、ライス、お漬け物、デザート、コーヒー、紅茶が付きます。初日の今日だけピザも(昨年のピザ)。大抵の大食漢でも満足できるボリューム、貴方でも大丈夫ですよ(^_^)v
美味しいものは和みますなー。
リオ・オリンピック直前までここゾンタックで合宿をしていたという、女子水泳200m平泳ぎの金藤理絵さんが金メダルを取り、そのお祝いでホテルからチーズケーキが振る舞われました。その数全宿泊者数の600個近く!
そして、朝夕にホテルからの栄養補給、大粒のブルーベリー、高原ですね〜。旨いのです。
夜の帳も降りてきて、、、プロムナードコンサートの開演です。
<本年のプロムナードコンサート>
私のMCでコンサートは開演します。
プログラムは以下の通りです。
●クーラウ=ブリッチャルディ:Kuhlau=Briccialdi
(Friedrich Kuhlau:1786〜1832[46歳]、Giulio Briccialdi:1818〜1881[63歳])
−2本のフルートとピアノの二重奏曲
(クーラウの二重奏曲Op.102-2による、2Fl+Pf)
●ブルーマー:Theodor Bluner
(1881.3.24.ドレスデン〜1964.9.21.ベルリン[83歳])
−植物界よりOp.57b(Fl+Pf、上坂)
I.ユリ II.サクラ草のお話し III.ヒルガオ
IV.サボテン V.スギ VI.ラン
●ブリテン:Edward Benjamin Britten
(1913.11.22.〜1976.12.4.[63歳])
−ノットゥルノ(Pf solo、近藤)
−−−−−−−−− Pause −−−−−−−−−
●ジュナン:Paul Agricole Genin
(Avignon, 1832.2.14.アヴィニョン〜 1903.12.22.パリ[71歳])
−ビゼー「アルルの女」による幻想曲(Fl+Pf、大前)
●ビゼー:Georges Bizet
(1838.10.25.パリ〜1875.6.3.同地[36歳])
−歌劇「カルメン」より、ジプシーの歌(2Fl+Pf)
まずはクーラウ原曲のトリオから。
この曲はクーラウのフルート2本用(ピアノ無し)の華麗な二重奏に、ブリッチャルディ(ブリッチャルディ・キーのブリッチャルディですよ)がピアノ伴奏を付け、更に華麗な二重奏に仕立て直した名曲です。
そして私のソロでブルーマーの「植物界から」、から、と言っても抜粋ではありませんよ。6曲の小品からなる組曲で、その個性ある作風にすっかり虜になってしまいました。オススメの1曲です。
近藤せんせいのピアノのソロはやや珍しいブリテンの作品。母国イギリスでは、パーセル以来の音楽の巨匠、と称されています。(飛ばされたエルガーとホルストがちょっと可愛そうかも)
休憩を挟んで、後半は翔子せんせいのソロ、アルルの女幻想曲です。アルルの女の中から前奏曲、メヌエット(有名なあのメヌエットではないのです)、ラルゴなどへ続き、最後はファランドールで盛り上がって終わる楽しい作品です。
最後にカルメンのジプシーの歌。ゆっくり小さく始まり、次第にクレッシェンド、テンポも上がり、華やかに曲は終わります。ちょっと長めですがアンコールにも良さそうです。
そのアンコールは、キャンプのお約束、近藤せんせいアレンジの「お月様」。でーたーでーたーつーきーがぁー、の曲ですよ。曲の途中に「童謡・うさぎ」や「月の沙漠」も出てきます。この曲を演奏すると、キャンプに来たんだな〜、という気分になるんですよねー(^o^)
着替えももどかしく取り合えず乾杯。
急いで着替えてきて、もう一度乾杯〜ヽ(^。^)丿
初日からハイテンション、楽しいのです。
明日から本格的に練習とレッスンが始まります。合唱もあります。 それではお休みなさい。
(2日目に続く)
<本年のフェティシズム>
会場入りする前、ニシトモで買い物を済まし暫く走ると見えてくる大きな鉄塔。う〜ん、青空に白い雲、鉄塔が映えるなあ。
山から降りてきて街道を跨ぎ、再び山へ。
そして嬉しい事に結界フリー!10年前に初めて撮った時以来です。
(2日目に続く)
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