CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
<< [クライス・フルート・ソロイスツ] 明日公演、ソロイスツVol.210「バッハ一族の系譜〜無伴奏フルートの魅力」 | main | [食べる] 禁断の旨旨夜食 >>
[クライス・フルート・ソロイスツ] ソロイスツVol.210「バッハ一族の系譜〜無伴奏フルートの魅力」:演奏会後記

「クライス・フルート・ソロイスツ」サロンコンサートVol.210
<バッハ一族の系譜〜無伴奏フルートの魅力>


◆公演日:2016.7月9日(土)7:00p.m. 開演(6:30p.m.開場)


◆出 演:Fl.上坂 学大前 翔子
◆会 場:スペース・Do(東京都新宿区、JR新大久保駅・JR大久保駅近く)
◆お話し:上坂 学
◆入場料:一般(大学生以上)¥2,000− 学生(高校生以下)¥1,500−
(未就学児の入場はご遠慮下さい)
フライヤー(チラシ)拡大画像(モバイル用QRコードあります)

 

人気のバッハ、その一族(親子)の作品を集めてみました。

(公式カメラマンからの画像が届きましたので、追加更新致しました[青みがかった白っぽい明るい画像、計7画像])

 

<本日の開演前>−−−−−−−−−−−−−−−

 

Do210

 

ゲネプロです。譜めくりが出来ないフリーデマンのデュオ、6ページもあります。2本の譜面台を立てて演奏しながらちゃんと譜面が視認できるかも重要なチェック項目です。そして、それぞれのソロをチェック。

 

<本日の開演>−−−−−−−−−−−−−−−

 

Do210

 

今日は解説の大竹さんが急遽お休みとなり、先月に続き私がお話しを。バッハ一族のお話し、奏者から見た作品観などをお話ししました。

 

Do210

 

1曲目は11男にして末っ子のクリスチャンのデュオです。イタリア音楽の影響を受けて作曲された明るく軽快なデュオ。

 

Do210

 

2曲目は私のソロで、セバスチャン(大バッハ)の名作、パルティータを。ちょっと普通はやらないカデンツァを入れたりしてたくさんの拍手を頂きました(嬉)。

 

 

<本日のTea Time>−−−−−−−−−−−−−−−

 

Do210

 

いつもの休憩中の風景。フリーの赤白ワインとジュースです。楽しくお話し。

 

Do210

 

今日は裏方に徹したピアニスト・近藤さん(右)も休憩中に「今日はワイン頂くわ」と楽しげ(ーー;)

 

 

<本日の後半>−−−−−−−−−−−−−−−

 

Do210

 

上記画像は、後半1曲目、翔子ちゃんのC.P.E.の無伴奏ソナタです。

 

Do210

 

最後は天才、長男のフリーデマンのデュオ。サイコーにゴキゲンなデュオですね!

 

 

<本日の終演後>−−−−−−−−−−−−−−−

 

Do210

 

晴れやかに記念撮影!\(^^@)/

プログラムは以下の通りでした。

 

●ヨハン・クリスチャン・バッハ:Johann Christian Bach
(1735.9.5.ドイツ、ライプツィヒ〜1782.1.1.イギリス、ロンドン[46歳]、11男)
  −3つのソナタより、第1番ニ長調(2Fl、原曲:Fl+Vln[Fl])
    I.Andante 2/4 II.Menuetto 3/4 III.Finale : Allegro 2/4

 クリスチャンは、父セバスチャン50歳の時に生まれた第18子にして11男(男児として末子)です。長男フリーデマンは父の教育を直接受けましたが、クリスチャンは次男のエマヌエル(異母兄弟)に引き取られ音楽教育を受けます。父セバスチャンの他界後セバスチャンの後を継いでフリードリヒ大王に仕えますが後にロンドンに移り、ヘンデルの後継者としての地位に就きイギリス宮廷の音楽家として活躍します。その音楽はモーツァルトに大きな影響を与えました。このでデュオはシンプルな構造ですが、明るく躍動的な楽しい二重奏です。


●ヨハン・セバスチャン・バッハ:Johann Sebastian Bach
(1685.3.21.ドイツ、アイゼナハ〜1750.7.28.ライプツィヒ[65歳]、父)
  −無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
  (上坂、1720年代初頭か[35歳頃か]、ケーテン時代1717年[32歳])
    I.Allemande 4/4 II.Corrente 3/4 III.Sarabande 3/4 IV.Bourree Anglaise 2/4

 フルート愛好家の間なら説明不要とも言える名曲、名作です。全4つの楽章は全て舞曲で、第1楽章はドイツ風、2楽章はイタリア津宇、3楽章はスペイン風、そして4楽章はイギリス風とヨーロッパ全土を網羅しています。第1楽章アルマンドの冒頭に16分休符が1つあるだけで、以後全ての楽章に休符がありません。つまり、休まず演奏し続ける管楽器にとって過酷な作品なのです。その苦労を感じさせないような優雅で溌剌とした音楽は聴く人の心を掴んで離しません。フルートの、と言うよりもクラシック音楽全体の中の名作でしょう。

 

    −−− Tea Time (ワイン、ジュースのサービスがあります)−−−

 

●カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:Carl Philipp Emanuel Bach
(1714.3.8.ドイツ、ヴァイマール〜1788.12.14.ハンブルク[74歳]、次男)
  −無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq.132 [H562]
  (大前、1747年作曲[33歳])
    I.Poco Adagio 3/8 II.Allegro 2/4 III.Allegro 3/8

 かの建設王フリードリヒ大王に仕えていたエマヌエルは、父セバスチャン憧れでもあったフリードリヒ大王に接見できるよう取りはからったり(その結果「音楽の捧げ物」が生まれました)と、親孝行のイメージがありますが、音楽の面では父よりも父の友人で当時の大人気音楽家のテレマンの影響を強く受けています。なるほど、テレマンの自由奔放な作風を思わせるこのソナタの構成を聴けば、テレマンの影響が分かるような気がします。無伴奏ソナタですが1楽章のアダージョにはカデンツァもあり、かなり自由な作風です。父セバスチャンのパルティータと共に、無伴奏フルート作品の金字塔と言って良いでしょう。


●ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:Wilhelm Freidemann Bach
(1710.11.22.ドイツ、ヴァイマール〜1784.7.1.ベルリン[74歳]、長男)
  − 2本のフルートのための6つの二重奏曲より、第3番 変ホ長調 F.56
  (2Fl、1770年以降[60歳〜]ベルリンで作曲)
    I.Allegro 2/2 II.Adagio ma non molto 3/8 III.Presto 2/4

 天才と言われ、父セバスチャンも力を入れて教育した長男(第2子)のフリーデマンですが、やや奔放な性格(はっきり言えばグータラだったらしい)の為に成功を取り逃がしています。それでも即興演奏や対位法(作曲の様式)の分野で巨匠と称された時期もあったようです。晩年には周りから人も離れさびくし亡くなったと記録されています。この二重奏は完全にバロックを離れた新しい音楽で、急−緩−急の楽章形式は後の協奏曲と同じ形式です。楽器の改良が進み始めた時期で、技術的にも高度な作品です。たった2本のフルート=たった2つの音だけで作られる音楽でありながら、緊張感があり壮大な音楽を実現している素晴らしい二重奏です。

 

アンコールは、C.P.E.バッハの二重奏曲 ホ短調 Wq.140より第2楽章ト長調アレグロでした。

 

次回公演は、2016年9月10日(土)公演、「新三大B〜其の二」です。先月Vol.209で好評を博した新三大Bの第2弾は、フルートにとってとても重要な20世紀の巨匠、ボザとベルトミュー、そしてフルートをこよなく愛したフリードリヒ大王に仕えていたヴァイオリニスト・ベンダの特集です。どうぞお越し下さいますよう心よりお待ち申し上げます。

 

 

<本日のコラム>−−−−−−−−−−−−−−−

フルート・コミュニケーション Vol.210

舞曲

 

Do210

 舞曲=ダンス、と聞いて、多くの方がまず思い浮かべるのはワルツでしょうか。3拍子の優雅な踊りを思い出しますね。ダンスとして確立されたのは案外古く13世紀頃とされています。男女が身体を接して踊る様式から、「汚らわしい」という理由で法律で禁じられていたとか。それを山あいの民が細々と受け継いで来たそうです。

 当初は他の舞曲もそうですが、音楽の為では無く、その音楽で本当に踊った実用的な音楽だったのです。ワルツの次に馴染みがあるのはメヌエットでしょう。3拍子の活発な踊りで3拍目にアクセントが付きます。メヌエットは14世紀の宮廷で踊られて流行したという記録がありますから、その起源はワルツと似たような時期かも知れませんね。

 それらに対してセバスチャン・バッハのパルティータで用いられている4つの舞曲が一般に浸透したもはどれも16〜17世紀と、ワルツやメヌエットと比べると新しい舞曲です。すぐさま音楽に取り入られ、器楽の為の舞曲へと形を変えてきました。音楽の命であるリズムと躍動感は舞曲ならではのものですね。上の絵画はセバスチャンのパルティータ1楽章に取り入れられているアルマンドの様子です。

 まさに踊り出したくなる様な今宵の音楽、どうぞお楽しみ下さい。

(ま)

 

 

 

 

<本日の打ち上げ>−−−−−−−−−−−−−−−

 

Do210

 

賑やかに開宴〜\(^O^)/

 

Do210

 

お疲れ様っす!

 

Do210

 

穴子の棒寿司がメーニューから消えて鰻の押し寿司になってた!(; ;)ホロホロ 穴子の方が良かったなあ、土用が近いからなんだろうけど。。。

 

 

<本番へ向けてどうやって気分を高めているかというと>−−−−−−−−−−−−−−−

 

Do210

 

会場入り前の最後の練習、入念に、本番を想定して本番のつもりで演奏します。よしっ!本番行くぜ!!(^_^)v

 

JUGEMテーマ:音楽

JUGEMテーマ:グルメ

 

| ★☆ソロイスツ・サロンコンサート☆★ | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://angel-diary.flutekreis.com/trackback/1338761
トラックバック
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENT
コメントありがとうございます
  • [食べる&飲む] 第8回がっきーといく旨旨うどんツアー、からの〜、けやき広場春のビール祭り(プチ同窓会)
    てんし (05/22)
  • [食べる&飲む] 第8回がっきーといく旨旨うどんツアー、からの〜、けやき広場春のビール祭り(プチ同窓会)
    あらぱん (05/22)
  • [食べる] イナダをメインに、今日も味マルジュウが活躍+おまけのちくわ
    てんし (04/19)
  • [食べる] イナダをメインに、今日も味マルジュウが活躍+おまけのちくわ
    ブルーボリジ (04/14)
  • [好きな場所] カー・ディーラー
    てんし (04/12)
  • [好きな場所] カー・ディーラー
    T&E (04/12)
  • [食べる:味マルジュウ] パクチーのきんぴらとレタスのスープ
    てんし (04/12)
  • [食べる:味マルジュウ] パクチーのきんぴらとレタスのスープ
    ブルーボリジ (04/12)
  • カー・ディーラー、その2
    てんし (02/08)
  • カー・ディーラー、その2
    T.E (02/08)
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE
                profilephoto
OTHERS