「フルートを楽しもう! in 酒田Vol.8」
◆公演日:2015.7月11日(土) 16:00 開演(コンサート)、18:00開演(Q&A)
プライベートレッスン 翌日7月12日(日)開催
◆出 演:Fl.上坂 学 Pf.近藤 盟子 Fl.黒木 亮 Cemb.黒木 香乃
◆会 場:くろき脳神経クリニック・リハビリ室「ジョンダーノホール」
◆詳 細:こちらからご覧下さい
→その1:コンサート編
→その2:Q&A編
→その3:プライベートレッスン&千代丸編
→その4:酒田グルメ編
→その5:酒田萌萌観光編
<これまでの公演>
2008年:第1回・2009年:第2回・2010年:第3回・2011年:第4回
2012年:第5回・2013年:第6回・2014年:第7回・2015年:第8回
(上記リンクより順次ご覧下さい)
今年で8回目を迎える「フルートを楽しもう! in 酒田 Vol.8」通称酒田場所のご報告です。コンサートとQ&Aが催されたイベント翌日にはプライベートレッスンが開催されます。
<プライベートレッスン in 酒田 Vol.8>
*6枚とも全て CANON EOS40D + EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM
イベント翌日はプライベートレッスンです。受講者は3名、トップバッターは黒木さんです。
タッファネル=ゴーベールのEJ.7を使って右手小指の訓練です。この練習は指の練習では無く「音作り」です。EJ.7をオクターブ下げて練習する事で右手小指への過酷な(笑)練習に変貌しますが、極めて美しいレガートで演奏するために正しい姿勢や脱力をしなければならず、自然に持ち方や姿勢を矯正し、指も自然に脱力する事を目指します。指が脱力すれば口も脱力し良い音を得られやすくなる、と言うわけです。人間は呼吸という動作以外は何をするにも全身の筋肉を総動員します。思い物を持ち上げる時に歯を食いしばりますよね?つまり、手に力が入れば顔の筋肉を使ってまで重い物を持ち上げようとするのです。ですから、正しい姿勢と指の脱力は極めて重要なのですね。ただ力を抜けと言っても出来る事ではありません。力を抜かざるを得ない状況に持っていく事で自然に脱力を体感し、良い響きを得るようにしようという練習法です。脱力していい音が得られれば、後は譜面を正しく読めれば何でも吹けるのです。
それともう一つはやはりタッファネル=ゴーベールのEJ.4を使った練習方法です。この平均律の運指的に全調を網羅する音階練習は極めて音楽的に出来ていますので、極めて効果的な練習を行う事が可能です。私は比較的ゆっくりなテンポで、3拍目の1つめの音まで(つまり9つの音)スラー、残りの下降の7つの音をダブルタンギングで練習します。7つの音のタンギングは「TaTaKa-TaKaTaKa」となります。シングルはTa、ダブルはTaKaと発音します。従来のTuKuは口の形を限定します。肉付きも歯並びも舌の状態も違う全員に同じ発音をさせるのは不条理です。「TaKa」ならどんな人でも、どんな口の形でも発音できる唯一のタンギングです。これ以外にタンギングの方法はありません。
ダブルタンギングは素早くタンギングするためのテクニックですが、TaでもKaでも綺麗に発音する事が素早いタンギングを可能にするために大事で、つまりは、ゆっくりのダブルタンギングで音作りをしようと言うわけです。基本テクニックはタンギング無しの発音ですよ、私のレッスンではもうお馴染みですね。タンギング無し、距離、向き、です。
こちらは毎年参加頂いているSaoriさん。以上の練習方法を基に総合的な訓練をレッスン致しました。良い鳴り、豊かな低音と無理の無い高音、素早い動きとタンギングです。
ガンバレ!
最後に、昨日のイベントで演奏した少年時代を使ってチェックです。カメラマンをお願いしていたピアニストは急遽伴奏、ありがとうございました。
1年を早いと感じる事も多々ありますが、レッスンに於いて来年の酒田場所までは長い時間です。どうぞ、すぐに出来なくてもレッスン内容を忘れないで下さいね。何かあれば遠慮無くメールを下さい。また来年!
さあ、これで酒田場所の本編は全て終了、あとはお楽しみのグルメに観光であります、、、その前に。
<本年の千代丸2015>
85mm(換算136mm)でやっとこの大きさになるくらい遠くにいるの(・_・、)
千代丸〜。
最後まで誰にも貰われずに家にいたんだよ。。。
今年は昨年ほど距離が縮まらなかったなあ(悲)。
(グルメ編へ続く)
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