フルートを楽しもう! in 東京 Vol.12
◆公演日:2011.4月17日(日) 14:00 開演
◆出 演:Fl.上坂 学 Pf.近藤 盟子
◆内 容:ミニコンサートとフルートQ&A(詳細はこちら)
◆会 場:村松楽器 新宿店 2Fムラマツホール(東京都新宿区、JR新宿駅・徒歩10分、または、地下鉄丸の内線西新宿駅下車・徒歩1分)
*全て 40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS
上達と楽しさをお約束する毎年春と秋に開催される東京でのイベント、本年1回目の公演「フルートを楽しもう! in 東京 Vol.12」です。震災によって心も活動も消沈している昨今、元気になって頂こうとの願いからサブタイトルも「勇気と安らぎを心に!」を掲げ、内容を当初の予定から若干変更しての開催となりました。
イベントの内容は以下の通りです。
・プロムナードコンサート
−100%リクエストによる30分のミニコンサート
・Q&A(以下の内容を中心に、皆さんのご質問内容で構成します)
−驚くくらい楽に音が出せて、おまけに音程も良くなる当て方とアンブシュア、
遠鳴りのする音の作り方、美しいビブラートを目指して
−1人でも楽しく上達、独学者のためのピンポイントアドバイス
−吹奏楽奏者のための日課練習ベスト3
−スタッカートを征する者はフルートを征す
・ムラマツ新宿店・店長、川島氏によるフルートここだけの話し。
−フルーティストとの華麗なる交友録。
・フルート大合奏!(New!)
−参加者の皆さん全員で合奏しましょう!!
中村八大・作曲、近藤盟子・編曲:上を向いて歩こう(2Fl+Pf)
・フルート吹き比べ
総銀から総金まで。
参加者皆さんの楽器も吹き比べます。
一番人気のモデルで全曲演奏します。
・ムラマツ・フルート試奏会
上記モデルを自由に試奏して頂けます。
・質問コーナー
上坂が直接質問にお答え致します。
・楽器無料診断
修理室長・伊藤史安氏が皆さんの楽器の状態を診断します。
・打ち上げ〜。
イベント最初のプログラムは、リクエストによるプロムナードコンサート(ミニコンサート)です。人気の名曲に加え、今回は初めてクラシック以外の曲を演奏致しました。はい、ルパンのテーマです。ノリが良くて楽しかったなあ!
ヴィドールのスケルツォは、軽快で格好良くてテクニカルで美しい小品。最後の29小節を一息で吹くのに緊張した本番ではちょっと注意が必要ですが、それがとってもカッコイイ、というか、音楽的にmustでmuss mannなのです。
●モーツァルト:アンダンテ ハ長調 KV.315
●J.S.バッハ:アリア(G線上のアリア)
●ヴィドール:組曲より、第2曲スケルツォ
●大野雄二:ルパン三世のテーマ
●モンティ:チャルダーシュ
モンティのチャルダーシュも大人気曲ですね。名ヴァイオリニストも巨匠も若手も古澤巌もみんなみんな、TSUKEMENだって十八番にしている大好きな曲。フルートも負けていられませんよ。フルートで演奏するとフルートならではの良さがあって楽しいのですー。
コンサートが終わって早速Q&Aです。
希望された方にはそれぞれに質問を持ち寄って実際に舞台上でアドバイスを受けて頂きます。
そして、すぐに実践、確認。
直接アドバイスを受けるのもとても良い事ですが、客観的に聴いているのもとても分かりやすく参考になります。聴講でも受講でも同じように得をするのがクライスのイベントです。
休憩中には試奏用の楽器を自由に吹く事が出来ます。24Kはムラマツのフラッグシップ・モデル、値段も凄いですけど、実際に用意された試奏楽器は、H足部管、Eメカニズム、彫刻のオプションが付いていましたので、税込み定価で¥10,596,600−というオドロキの価格。これ、自由に触れます(^0^)。
用意された試奏楽器は以下の通り。皆さん思う存分試奏していましたね!
・DS(総銀製)
・PTP(総銀製プラチナメッキ)
・SR・PTP(総銀製トーンホール半田付けプラチナメッキ)
・14K(管体14K製メカニズム銀製トーンホール半田付け)
・14K(管体14K製メカニズム9K製)
・14K(総14K製)
・18K(管体18K製メカニズム9K製)
・24K(管体24K製メカニズム14K製)
上記の試奏楽器全て、そして、参加者の皆さんの楽器で吹き比べ。サンプル曲はペッテション=ベリエル:「フレースエーの花々」より、ソング・オブ・サマー(部分)です。この曲集も大人気の曲。一番人気のモデルで全曲演奏です。最後に私の私物、モデルEX(頭部管のみ銀製、他部分洋銀に銀メッキ)のH足部管でも演奏しました。これも豊かな響きを持っていてとってもイイ楽器です。
後半のQ&Aも好評のうちに終わり、新企画の新コーナー2つのお披露目です。
まずは新宿店・店長の川島さんによる偉大なフルーティスト達との交友録。吉田雅夫先生とオーレル・ニコレの知られざるエピソードが披露されました。興味深くて面白いお話しでしたね!
そして最後に全員で合奏。曲は「中村八大・作曲、近藤盟子・編曲:上を向いて歩こう」です。
ためになる時間というだけでは無く、より楽しい気持ちで、より明るい気持ちでお帰り頂こうという趣旨で「上を向いて歩こう」を選曲、近藤さんにはいろいろ注文を付けて編曲して頂きました。
参加申し込みのフォームをお送り頂いた皆さんへは、前もって楽譜を配布、皆さんよく練習されていて感動。フルート2パートとピアノという編成ですが、各パートを1回通しただけで本番、素晴らしい演奏になりました。参加者によるこのアレンジの初演です。本当に良い演奏でした。今度はお仲間と2Fl+Pfで演奏をお楽しみ頂きたいと思います。
これで本プログラムは終演ですが、、、
ゴールウェイを始め世界の名フルーティストの楽器のメンテナンスも手がける修理室長の伊藤クンによる楽器診断。大学の後輩ですがとっても頼れる技術者。もちろん私の楽器もお願いしています。
診断の傍らでは私へ直接質問。実際に奏法をチェック。
これでイベントは大成功のうちにお開きです。
この後はもちろん、
生ビールのサーバからビールを注ぎ、
乾杯!
イベント第2部の開演です(笑)。
旨旨にフルート談義。とってもいい1日を過ごす事が出来ました。
参加者の皆さん、ありがとうございました。
次回は秋に開催債予定です。その時また集まりましょう!
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