【ロマンティック・フルート!】 Fl + Pf
◆公演日:2009.1月11日(日) 19:00 開演
◆出 演:Fl.上坂 学 Pf.近藤 盟子
◆お話し:大竹 亮
◆会 場:スペース・Do(東京都新宿区、JR新大久保駅・JR大久保駅近く)
*40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

ゲネプロ
*Sony DSC-R1

お話しが始まって開演
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そして、演奏
*40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

休憩中。3月からレギュラー出演者になる麻里子(右)もお手伝い
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後半は私のお話で始まります
プログラムは以下の通りです。
● ドニゼッティ:Gaetano Donizetti
(1797.11.29 イタリア、ベルガモ〜1848.4.8.同地[50歳])
−フルートとピアノのためのソナタ ハ短調(1819年作曲[23歳])
Largo 4/4 - Allegro 3/4
● ペッテション=ベリエル:Wilhelm Peterson-Berger
(1867.2.27スウェーデンUllanger, Angermanland〜1942.12.2Ostersund[75歳])
−「フレースエーの花々」第1巻 より
(原曲:ピアノのための8つのメロディ 作品16、1896年〜1914年作曲[29〜47歳])
I.サマー・ソング《第2曲:夏の歌 》
II.バラに寄す《第4曲:ばらに寄せて 》
III.コングラチュレーション《第5曲:お祝い》
IV.芝テニス《第3曲:ローンテニス》
V.フレーセ教会で《第6曲:フローセの教会で》
VI.レントレー《第1曲:帰還》
−−−−−−−−− Tea Time −−−−−−−−−
● ラフマニノフ:Sergei Vassilievich Rachmaninov
(1873.4.1ロシア、ノヴゴロド州オネグとされてきたが、近年の研究では同州セミョノヴォ〜1918年にロシア革命から逃れるためにアメリカ合衆国に移住1943.3.28アメリカ、カリフォルニア州ビバリーヒル[70歳])
−『14の歌曲』op.34の終曲・第14 曲「ヴォカリーズ」
(原曲:ソプラノ又はテナーとピアノ、1915年作曲・出版[42歳])
● シューベルト:Franz Peter Schubert
(1797.1.31 オーストリア・ウイーン〜1828.11.19ウイーン[31歳])
−アルペジョーネとピアノのためのソナタ イ短調 D.821
(1824年11月にウィーンで作曲[27歳])
I.Allegro moderato 4/4
II.Adagio 3/4 (Attacca)
III.Allegretto 2/4
アンコールは、1月1日(近藤盟子・編曲、隠しテーマ:ふるさと)でした。
ドニゼッティと言えば、イタリアオペラ、「愛の妙薬」が有名ですね。本日演奏したフルート・ソナタも、明朗快活、ドラマティック、イタリアオペラの世界です。感情豊かな短い前奏(Largo 4/4 )に続く快活なAllegro 3/4の部分がドラマティックです。テクニカルな部分もあり、聞かせどころも満載。小規模の曲なので、腕に覚えのあるアマチュアの方の発表会、リサイタルの前半、または、後半の1曲目等に最適でしょう。演奏していても聞いていても楽しい秀作です。
今宵の一番人気はペッテション=ベリエルの「フレースエーの花々」でした。ペッテション=ベリエルは、スエーデンではポピュラーな作曲家だそうで、オリジナルがピアノ曲のこの「フレースエーの花々」は、ピアノを習う人なら必ず練習するポピュラーな作品だと言うことです。また、ペッテション=ベリエルは作曲家としてだけでなく評論家としても活躍し、その毒舌ぶりには定評があったそうで、シベリウスは恰好の標的だったようです。オリジナルの演奏は小川典子さんの録音が有名ですが、ひいき目ではなく、オリジナルのピアノよりもフルートで演奏した方がいいと思える曲がたくさんあります。
ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は、そのタイトル通り歌詞を伴わない声楽曲で、通常「あ〜」などの母音だけで歌われます。そのせいでしょうか、生前より様々な楽器で演奏されてきたそうです。ピアノ独奏、ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器、フルートやサックスなどの管楽器、トランペット等の金管楽器、つまりは、打楽器以外の楽器全てで演奏された実績があると言うことなんですね、凄い人気ぶりです。確かに切なく朗々と語りかけるロマンティックな音楽は、自分の専門の楽器で一度は演奏してみたくなりますね。当のラフマニノフも、様々な楽器で演奏されることが念頭にあったのではないでしょうか。
トリは、もはやフルートの曲といっても良いほどの大人気曲、シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」です。アルペジョーネという楽器は分からないことだらけで、現在でも正確なことは良く分かっていません。シューベルトの時代に10年程だけ存在し、このソナタが完成したときには世の中から消えていたという、まさに幻の楽器です。チェロのような筐体にギターのようなフレットがあるネック。音域はチェロと同様、しかし、記譜はト音記号(チェロの音域ならヘ音記号が普通)。この、"ト音記号"というところがフルーティストの心をくすぐるわけです。重音が少なく全体的にメロディック、それでいて譜読みがそのままで簡単と来れば、一度は音を出してみたくなるものです。何せ、ロマン派の音楽にはフルート曲が極端に少ないですからね!休符がほとんど無く、演奏には極めて高度な集中力が要求されますが、演奏していて心が豊かになれる素晴らしい作品です。
次回公演は2009年2月7日(土曜日)、春をテーマにしたプログラミングです。お楽しみに!
<本日のコラム>−−−−−−−−−−−−−−−
フルート・コミュニケーション Vol.145
■明けましておめでとうございます■
本年もうどうぞよろしくお願いいたします。この年末年始、親戚宅で過ごした私は世間並みに飲んだくれておりました。久保田・千寿を手土産に持っていったのでございますが、義兄は久保田・万寿の一升瓶を飲んでおりました。いきなり負けたのでございます。そこで、万寿は甘すぎるなあ、などと負け惜しみを言いながら、チリワインの赤にさり気なくスイッチしたのでございます。これがいけなかった!旨すぎるのです。皆でプレゼント交換などしながら和やかに更けてゆく大晦日は、それでもボトル3/4で止めておいたのです。喉が渇き、無性にアイスクリームが食べたくなった私は、酔った勢いもあり、年の明けた真夜中に2kmも歩いてコンビニを探し求めたのでございます。
元旦は当然ながら寝坊。初詣を終え、夕陽と鉄塔を撮り帰った私はワインの続きを始め、ボトル1本半空けたところでワインを隠されたのでございます。懇願しても飲ませてくれませんでした。
こうして悲しく元旦の夜は更けていったのでございます。。。
(ま)
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