フルートのベートーヴェン 〜クーラウ・VII〜 2Fl
◆公演日:2007.5月12日(土) 19:00 開演
◆出 演:Fl.上坂 学、斉藤 歩
◆お話し:大竹 亮
◆会 場:名曲喫茶・ミニヨン
当演奏会で何度も登場しているクーラウ。ロマン派においてフルート吹き以外の"作曲家"が残した貴重なフルート作品群です。全4曲の内、3曲は初登場です。
*OLYMPUS C-770Ultra Zoom + FL-40天井バウンス

ゲネプロから
*SONY DSC R-1 by T.Orii

解説の大竹さんと演奏前のトーク
フルートの良さや性能を余すところ無く表現しているクーラウのフルート作品。フルート曲にしては異例とも言える長大な曲、演奏者も体力勝負ですが、聞く方も大変ですよ、覚悟して下さい、とお話しの中で冗談半分に言ったのですが、「全然苦痛じゃない、最後まで楽しめた」と何人かのお客様から暖かいお言葉を頂戴しました。嬉しかったです、心から。
プログラムは以下の通りです。
■ クーラウ:Daniel Friedrich Rudolph Kuhlau ■
(1786.9.11ドイツ・ユルツェン 〜 1810.11デンマーク・コペンハーゲンに亡命[24歳] 〜 1832.3.12 デンマーク・コペンハーゲン[46歳])
● 2Flのための3つの大二重奏曲 Op.39より(1821-2年[35-6歳]出版)
−第2番 変ロ長調(この二重奏のみ再演)
I.Allegro 4/4
II.Adagio lagrimoso 6/8
III.RONDO : Allegretto 2/4
−第3番 ニ長調
I.Allegro scherzando 6/8
II.Adagio con anima 2/4
III.CANON : Allegro assai 3/4
IV.RONDO alla Polacca : Allegro 3/4
● 2Flのための3つの華麗なる二重奏曲 Op.102より(1829年頃[43歳]作曲、翌年出版)
−第3番 イ長調
I.Allegro vivace 6/8
II.Adagio melancholy 2/4
III.RONDO : Allegretto vivace 2/4
● 2Flのための3つの独創的な大二重奏曲 Op.87より(1827年頃[41歳]作曲、同年出版)
−第3番 ニ長調
I.Allegro assai 4/4
II.Larghetto melancolico 3/4 - III.Presto assai 6/8
アンコールは、ベートーヴェン:2Flのためのソナタより、第1楽章でした。
とにかく壮大で長大。ベートーヴェンのシンフォニーをたった2本のフルートで表現してしまおう、というような内容。繰り返し指定を忠実に守ったら30分に届こうとするフルートデュオ。こんな曲そうはありません。しかしながら、フルートの基本的なテクニックを惜しげもなく披露するヴィルトゥオーゾな曲想、ロマンティックなメロディ、演奏していて快感を感じ、聞いて驚嘆する、そんな曲です。
クーラウの憧れはベートーヴェン、そのベートヴェンのピアノ作品も演奏するピアニストとしてクーラウは音楽家としての名声を得ました。生涯にたった一度だけベートーヴェンに会っています。それは、年代的に今宵の演奏会の前半と後半のちょうど間の時期。後半の作品ではより曲の完成度が高く、フルートに関して、また、フルート作品の作曲の習熟もあったでしょうが、ベートヴェンに直接会えた喜びも影響しているでしょう。
ナポレオンのドイツ侵略を迎え撃つための徴兵から逃れるためにデンマークへ亡命したそうですが、デンマークでは女王にたいそう気に入られ、国家的音楽家としての地位を築き上げました。しかし、名誉職だったのか、地位ほど裕福ではなく、デンマーク王立オーケストラのフルート奏者の助言を得ながら、生活のために沢山のフルート作品を作曲したのでした。
*以下4枚 SONY DSC R-1 by T.Orii

初めてのお客様と。

いつも来てくれてありがとう。今日はお母様と3人で。

高校時代の恩師である先生と。熱心に聞いてくださります。

ラストの曲は斉藤君が1st.
次回6月9日Vol.132はリクエスト特集、皆さんのリクエストをお待ちしています。
<本日のコラム>−−−−−−−−−−−−−−−
フルート・コミュニケーション Vol.131
■にゃんこ■
地域にゃんこの"フック"である。

気が強そうな顔をしているので、キャプテン・フックから名を拝借した。彼(彼女?次回確認する)は私のお気に入りのネコ場にいる。誰かが定期的に餌を与えるらしく、基本的に人間は好ましい生き物だ。だが、私はまだ1度も餌をやったことがない。だから、警戒している。写真を趣味としている私は、ここにいるネコたちをどうしてもファインダーに納めたい。そこで、レンズキャップを「ほれ、ほれ」とかざし気を引こうとする。にゃんこ達は、食べ物じゃなさそうだと警戒するのだが、全く無視するには未練があるらしく手を出してくる。にゃんこパンチだ。この前は、そのにゃんこパンチが見事ヒットしレンズキャップを飛ばされた。
あえて言うが、野良("野良"と言うと動物愛護団体から差別だとクレームが付く)達は毎日生きるのに必死であり、しかし、その愛くるしい容姿は生きるための天から与えられた術である。餌をやりたくなる気持ちも分かるし、だから、「差別」などと言葉遊びをしている暇があったら、彼ら達を何とかして貰いたい。餌をやって住み着くことは、動物をあまり好きではない地域住民に糞などの被害をもたらす。だから無責任に餌をやることに躊躇があるのだが、さて、いつまで我慢が持つだろうか。
(ま)
<Vol.131 本日の腹ごしらえ>−−−−−−−−−−−−−
*OLYMPUS C-770Ultra Zoom

歩せんせー、親知らずが痛くて食欲無いと言いつつ、チキンステーキ、山盛りポテトフライ、豆腐のサラダ、を平らげていた。これが安くて一番お腹いっぱいになる方法なんだとか。どんなもん??
←よろしくお願いいたします。

















