
ついにイベント当日を迎えることになりました。昨年までのミニヨンからムラマツのホールへ会場を変えましたが、通算で6回目の開催となります(告知ページはこちら)。A4、22ページの資料を配布し、プロムナードコンサートで開幕です。
このミニコンサートは、参加者のリクエストから希望の多い曲から選曲、ピアニストの近藤さん編曲の赤とんぼ、テレマンの12のファンタジーから第3番、モーツァルトの協奏曲第2番から第1楽章というプログラムです。モーツァルトの協奏曲のカデンツァでは、フラッター、声、足踏みを入れた意欲的?なものを披露しました。面白かった!という感想を聞いてホッとしました。自分でも満足しております。

コンサートが終わって、休み無くメインの講習が始まります。最初は初めての企画「集まれ!大いなる初心者の皆さん!!」です。キャリア1年の方が一人、後の2人はキャリア3ヶ月でしたが、とてもしっかりとした音を持っていて感嘆。ちょっとした指導で劇的に音が良くなりました。もちろん、基本は姿勢と当て方ですので大部分にこの内容に時間を割きましたが、上級者にとってもとても参考になったはずです。人間の身体は一時として同じではありませんから、我々プロでも吹くごとに常に姿勢には注意を払います。

聴講している皆さんもフルートを出して基本を確認して貰いました。馴れてくると基本は忘れがち、上達のためには特に基本は忘れてはいけませんよ!

続いては「驚くくらい楽に音が出せて、おまけに音程も良くなる当て方とアンブシュア Ver.II」という、大袈裟な内容。音の高低をコントロールするのは唇を締めるのではなく、距離と息の向きが大切、という内容です。大抵の方は、フルートが唇の上に乗りすぎていて、息の出口からフルートまでの距離が長すぎコントロールに苦しんでいます。絶対に音が出そうもないところへ楽器を当てるのがポイントなのですが、今までの奏法と違いすぎてなかなか馴れない。私がフルートを顔に押しつけての講習です。上手く当てることが出来た時には、ビックリするほど楽に音が出ます。成功してヨカッター!


終演後に自由にじっくり試奏する時間を取ってありますが、休憩中にもさっそくに試奏楽器を自由に吹くことが出来ます。後半最初の吹き比べコーナーで使う楽器達です。今回は総銀以上のモデルばかりで、総銀を2種類、PTP(プラチナメッキ)を1種類、9Kを2種類、14Kを3種類、18Kを2種類、24Kを1種類、計11本のフルートが用意されました。

休憩後も終わり、後半開始です。まずは11本のフルートを、ピーターソン=ベルガーの曲で吹き比べです。銀も良いのですが、24K(9Kメカニズム)の楽器が一番気に入りました。聞いていた人の感想も24Kが一番!と感じられた方が多かったようです。イイですなあ。。。

後半の講習は「速攻!最短ウォーミングアップ法 Ver.II」。日によって調子が違う、仕事帰りにレッスンや吹奏楽の合奏に参加するのでなるべく早く調子を良くしたい、、、切実でとても気持ちの分かる悩みです。ウォーミングアップは何となく吹いて調子が上がるのを待つものではなく、頭を使い意志と目的を持って行う練習です。最良の音を作る、舌をほぐす、お腹を作る、この3つの最重要項目をタッファネル=ゴーベールのEJ1を使ってその内容を網羅し、短時間で自己のベストを得られるよう、また、ベストを得るためにはどうしたら良いかを明文化する、という講習内容です。言われてみればその通り!というような灯台下暗し的落とし穴や、なるほど、と感じて貰えた内容にする事ができました。

聴講者の皆さんも、早速試してみます。満員御礼のムラマツホールに集まった皆さんが一斉にフルートを構える姿は圧巻ですね。3時間があっという間に過ぎてしまいました。この後はオプション、そして試奏タイムです。


希望者には、楽器の状態を診断するコーナーを設けました。この場で修理は出来ませんが、状態を調べることで修理や調整が必要かどうか、必要だとしたらどんな修理・調整をすべきかを調べます。多くの方の楽器を診断しました。担当はクライスの合宿でもお馴染みの、私の後輩・頼れる伊藤君です。

診断の傍らでは試奏を、そして質問者も大勢私のもとへ集まって来ました。講習で、ほんのちょっとの指導で音が劇的に変わるのですから、自分もやってみたくなるのは当然です。「なんでも質問箱」では文字だけですので良く分からない事がある(当然でしょう)、見て聞くだけではなおさら我慢できない、そんな皆さんのための講習ですから時間がある限り質問にはお答えしました。
さて、この後はお楽しみ、打ち上げです。

打ち上げでも、乾杯、自己紹介をしたら講習が始まりました。折角ですから、何でも聞いて下さい!実際に音を出しちゃったんですよ。でも、効果があって良かった良かった。

ナント岩手からの参加者も楽器を組み立て当て方のコツを伝授。その合間に記念撮影。

オジサン達だけとも撮らなきゃね。

日頃、ミニヨンなどでの打ち上げへ参加しなかったり、今回のイベント初めてお目にかかった方達と記念ショット。「発表会出ない?合宿行こうよーーー」と誘惑。"クライスの回し者"を自認する参加者も出現して大騒ぎ。初対面の参加者同士、携帯のアドレスなんか交換して仲良しになれて、主催者としてはとても嬉しかった。フルートを通して友達が増えるなんて素敵ですよね。

たっぷり4時間盛り上がりました。気がつけば、イベントも4時間でしたから、計8時間の長丁場。でも、長さは感じないんですよね。
今回は、岩手、青森、札幌、と遠方からの参加者もいらっしゃいました。ホールにはこれ以上は入れない、という満員御礼、皆さんありがとうございました。また来年も集まりましょう。お楽しみに!
よろしくお願いいたします。

















