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[ミニヨン121]ヴィルトゥオーゾな響き・IV 〜フルートとファゴット〜
◆「クライス・フルート・ソロイスツ」ミニヨンサロンコンサート Vol.121
 「ヴィルトゥオーゾな響き・IV〜フルートとファゴット〜」Fl&Fg
◆公演日:2006.7月22日(土) 19:00 開演
◆ゲスト:大内 洋介(Fg)
◆会 場:名曲喫茶・ミニヨン

実は私は、フルートよりも最初はファゴットをやりたかったのだ。そんなファゴット、ミニヨン初登場である。

当シリーズも11年目に突入、今年は初心に戻って当初のプログラムを再現させたいと思い企画しているのだが、その合間に好きなファゴットとの二重奏を実現させた。

ミニヨンVOL121_01
*ゲネプロ

ミニヨンVOL121_02
*インタビュー

ミニヨンVOL121_03
*休憩中。みんな楽譜を覗きこむ。

ミニヨンVOL121_04
*トリのプログラム、ヴィラ=ロボスが終わって握手。


プログラムは以下の通り。

● カル:Leonard von Call
 (1768.3.19 オーストリア、サンクト・パウルス・エッパン 、
現在のイタリア・アピアーノ〜1815.2.19ウイーン[46歳])
  −FlとFgのための二重奏曲 Op.12 No.3 ヘ長調
  (原曲:ObまたはFl,FgまたはVlc 〕
     I.Allegro 4/4
     II.Adagio 3/4
     III.RONDO: Allegretto 2/4

● モーツァルト:Wolfgang Amadeus Mozart
 (1756.1.27オーストリア・ザルツブルク〜1791.12.5ウィーン[35歳]])
  −FlとFgのためのソナタ 変ロ長調 K.292(196c)
  (原曲:2Fgまたは、Fg,Vlc、1775年ミュンヘンで初演[19歳])
     I.Allegro 4/4
     II.Andante 3/4
     III.RONDO: Allegro 2/4

● ボザ:Eugene Bozza
 (1905.4.4フランス・ニース〜1991.9.28ヴァランシエンヌ[86歳)
  −FlとFgのためのソナチネ(1938年作曲[33歳])
     I.Allegro 2/4
     II.Andantino 8/8
     III.Vif 2/4

−−−−−−−−− Tea Time −−−−−−−−−

● デュボワ:Pierre Max DUBOIS
 (1930.3.1フランス〜1995[65歳])
  −FlとFgのための小組曲
     I.PRELUDE:Andante 3/4
     II.INTERMEDE:Allegro 2/4
     III.CADENCE:Recitativo Lentement
     IV.BURLESQUE:Allegretto 2/4
     V.MOUVEMENT PERPETUEL:Allegro 2/4

● ヴィラ=ロボス:Heitor Villa-Lobos
 (1887.3.5ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ〜1959.11.17同地[72歳])
  −FlとFgのためのブラジル風バッハ第6番 (1938年作曲[51歳])
     I.ARIA(Choro):Largo 4/4
     II.FANTASIA:Allegro 2/2

アンコールは、J.S.バッハの2声のインベンションから、13番イ短調を演奏しました。

フルートとファゴットのデュオというのは、案外曲も少なく演奏会もそう多くはない。しかし、素晴らしい作品もあり楽しめる。アンサンブルコンテストにこの組み合わせで出たら良いんじゃないかと思うのだが、如何でしょう、皆さん。

カルの作品はシンプルで馴染みやすい旋律を持っている。手の込んだ作品ではないが、管楽器2本で豊かな響きが出るんだ、と教えてくれる佳作。

モーツアルトのデュオは御存じの方も多いだろう。カルの作品に比べれば、それはやはりモーツァルト、同じ楽器で素晴らしい音楽を奏でる。オリジナルはファゴット2本の二重奏だが、ハイドンのロンドントリオ(2Fl+Vlc)の様にフルートと低音楽器の相性はよい。ヘンデルのソナタ(フルートやリコーダーと通奏低音)だって、当時はフルートとファゴットやチェロなどの単旋律2つで演奏されていたのが殆どなのだ。つまり、フルートとファゴットとのデュオは、理にかなっているし自然なアンサンブルと言える。私はこの曲を伊丹十三監督作品「タンポポ」で知った。朝食の、納豆をぐりぐりかき混ぜるシーン(それも、どアップ)で3楽章が使われていた。

ボザと言えばフルートにはお馴染みの作曲家。ソロだけでなくアンサンブルもフルートにとって重要な作品群だ。この作品はフランスの大作曲家・イベールに捧げられている。彼の傑作、フルート協奏曲やサキソフォン協奏曲の旋律が音を変えてちりばめられており、オマージュと言っていい素晴らしい作品だ。

デュボワもフルートにとって馴染み深い。彼のフルートのアンサンブル曲は重要なレパートリーだ。コケティッシュなファゴットの側面が良く出ている。軽快な間奏曲、おどけたブルレスケなど、全く雰囲気の違う楽章の連続は演奏していても聴いていても飽きることはない。

本日のメインヴィラ=ロボスは一言で言って愛すべき変人。現代ならまだしも、高台に乗り3方にオケを3つ並べて指揮をしたり、何千人の子供達を相手に指揮をしたり、当時としては相当に風変わりなことをしてきた音楽家だ。この「ブラジル風バッハ」でも、本日の編成の他、チェロだけの合奏と歌、オケ、と、多彩だ。趣味でギターを弾き、そのギターのためのエチュードも残しているが、ショパン同様名作で、変人かも知れないが才能の溢れた作曲家だったことが伺える。素晴らしい作品。




<本日のコラム>−−−−−−−−−−−−−−−

・フルート・コミュニケーション Vol.121

■大阪行ってきました■

 先週末、ミニヨンでも開催しているフルートQ&A開催のために大阪へ行ってきました。梅雨の中休みでピーカンの好天気、もの凄く暑かったですよー。朝4時起きで大阪に着く頃には大汗かいていました。

 熱心なのは東京と同じですが、ノリが違います。どちらが良いということではありませんが、受け答えにメリハリがありますね。まあ、お酒を飲まなくてもヨッパライの相手が出来るのが私の特技ですから、怖いものはありません。大阪人に「先生は関西系のノリですね」と言われてしまいました。率直に喜んでおきます。大阪に住めそうだ、と思っていたところですから。

 テーマごとに希望者に前へ出て貰い受講して頂くわけですが、私が忘れ物を取りに楽屋へ戻っている隙に笑いを取っている受講者がいました。部隊へ戻ると会場が笑いの渦に飲み込まれていたのです。「みなさん、分かりますか?」と始めていたそうで、さすがに東京ではなかなか見かけませんね。でも、良いことです、積極的で。その受講者のお陰で私もぐっとリラックスできたんですからね、感謝です。

 私が良書として推奨する教則本ミニコンサートで演奏した楽譜をまだ持っていない参加者へは、「買って持っているとイイですよ」と、勧めてきました。「やっぱりそうですかねー」と思案顔の参加者に、「売れると私も儲かるんだから買ってよね」と突っ込むのも忘れませんでした。成長したもんだなあ、自分(しみじみ)。  

(ま)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


●演奏会へ向けてどうやって練習しているかというと、、、
 Fl&Fg:その3


ミニヨンVOL121_05
練習室に入ると、こちらも今日本番の [4H] が練習を終えたところでした。

ミニヨンVOL121_06
そして3時間後、我々の練習も終了。

ミニヨンVOL121_07
まずは、腹ごしらえ。

ミニヨンVOL121_08
本番は無事終了、打ち上げであゆみせんせー合流。
久々に画像に登場のハズさん、スカしてマス。

ミニヨンVOL121_09
ファゴットをやっていたというお客さんと。
これが最高に機嫌の良い洋介の表情です(へぇ〜〜)。

ミニヨンVOL121_10
打ち上げのあと、3人でお茶。また食べてる。
何を話していたかは、、、男3人ですから(謎)。

ミニヨンVOL121_11
そして、洋介のお腹は妊婦並みに育つ。。。


(画像は全て EOS Kiss Digital N + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM)
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