◆「クライス・フルート・ソロイスツ」サロンコンサートVol.217
<ザ・トリオIV〜Sterling tones>
◆公演日:2017.9月16日(土)7:00p.m. 開演(6:30p.m.開場)
◆出 演:Fl.上坂 学、大前 翔子、平野 景子
◆会 場:スペース・Do(東京都新宿区、JR新大久保駅・JR大久保駅近く)
◆お話し:大竹 亮
◆入場料:一般(大学生以上)¥2,500− 学生(高校生以下)¥1,500−
(未就学児の入場はご遠慮下さい)
◆フライヤー(チラシ)拡大画像
◆スマホはQRコードから(Vol.217専用)
サブタイトルの「Sterling」が示すとおり、本公演では私も含め全員が総銀製の楽器で演奏致します。金の持つ華やかさとはちょっと違った落ち着いた豊かな響きをお楽しみ頂きました。
<本日の開演前>−−−−−−−−−−−−−−−
ゲネプロです。特に私はいつもの14K製の楽器から普段使わない総銀製の楽器に持ち替えての公演でしたので、いつもより慎重にゲネプロを行いました。
ゲネプロを終え開場しました。私も着替えてお話しの大竹さんと打ち合わせ。
「前半は全員で出て行きます、適当に話を振って下さい」
「分かりました」
と、綿密な打ち合わせ終了です( ̄。 ̄;)
セッティングも完了、開演です!
<本日のStage-1>−−−−−−−−−−−−−−−
今回は3種類のフルート属を駆使してのプログラムです。大竹さんの作曲家や作品にまつわる興味深いお話しに続いて、楽器のお話しなども致しました。
前半は、明るく楽しい曲想のドレスラーと、
気品のあるディーターです。
<本日のTea Time>−−−−−−−−−−−−−−−
休憩中は赤白ワインとオレンジジュースが無料サービスされますよ〜、、、って、ヨッパライか、翔子よ(笑)。明るくてサイコー!
景子ちゃんも来てくれたお友達とパチリ。
休憩中はいつもこんな感じでお客様と楽しく過ごしています。
私もーーー。
小学生時代の同級生2人が聞きに来てくれました。左はカープファンのサカイくん(今年も御機嫌)、右はうどんツアーの運転担当でお馴染みのあらぱんです。来てくれて嬉しかったなあ。
さて、後半が始まりますよ。
<本日のStage-2>−−−−−−−−−−−−−−−
大竹さんと私2人のお話しで始まります。
後半1曲目の堀さんの作品はいわゆる現代曲で、その特徴や特殊奏法についてなどをお話し。
最初から最後まで緊張感が持続する二章です。一見難解な作品ですがとても好評を頂きました。
最後は安定の?響き、ベートーヴェンです。堀さんの作品に続いて3rd.はアルトフルート指定、響きも厚くお楽しみ頂きました。
終演後の記念撮影、その1。
終演後の記念撮影、その2。
どういう組み合わせでしょうね〜〜〜(^o^)
プログラムは以下の通りでした。
● ドレスラー:Rafael Dressler
(1784. オーストリア、グラーツ〜1835.2.12.ドイツ、マインツ[51歳])
− 3本のフルートのためのグランド・トリオ・コンチェルタンテニ長調 Op.64
I.Allegro maestoso 4/4
II.Menuetto allegretto 3/4
III.Andante 2/4
IV.Rondo Allegretto 6/8
ドレスラーは1784年生まれのオーストリアのフルート奏者です。作曲家として、また、オーケストラの楽長としても活躍しました。教育者としてもフルートの教則本を著わしました。古典派のかっちりとした構成での規模の大きな三重奏曲ですが、とても明るく生き生きとした曲想はとても好評でした。
● ディーター:Christian Ludwig Dieter
(1757.6.13.ドイツ、ルードヴィッヒスブルク〜1822.5.15. [64歳])
−3本のフルートのための12の演奏会用小品 Op.26より
No.7:Allegro 4/4
No.8:Romanze Andante 2/2
No.9:Allegro 3/4
1757年ドイツのシュトゥットガルトの隣町ルードヴィッヒスブルクの生まれで、シュトゥットガルトの宮廷ヴァイオリニストとして活躍しました。小品12曲からなるこの作品は優雅で気品のある作品となっています。奏者の個性も出やすく分かりやすいトリオです。
−−−−−−−−− Tea Time −−−−−−−−−
● 堀 悦子:Etsuko Hori
(1943〜 [本年74歳])
−3本のフルートのための二章
(3Fl、2nd.はPicc持ち替え、3rd.はAFl持ち替え])
1965年に作曲されたこの作品は、「邦人フルートアンサンブルの傑作」と言われる作品です。2nd奏者はピッコロ持ち替え、3rd奏者はアルトフルート持ち替えと響きも多彩です。特に前衛的な技術は使われていませんが、最低音から最高音までを駆使した旋律、困難な跳躍、複雑なアンサンブル、大きなダイナミクスの変化、変拍子等々、全てと言っても過言では無い技術が駆使されて聴き応え十二分です。特に2曲目は7/8拍子が基本なのですが、この7拍子を「12-12-123」と数えるのか、「123-12-12」、または、「12-123-12」と小節毎にめまぐるしく変化し、音楽も奏者自身の緊張感も高まります。その緊迫感が聴衆へも伝わり張り詰めた空気の中での演奏となり印象深く曲は閉じるのです。
● ベートーヴェン:Ludwig van Beethoven
(1770.12.16(17).ドイツ、ボン〜1827.3.26.ウイーン[57歳])
−グラン・トリオ ニ長調 Op.87
(2Fl+AFl、原曲:2Ob+EHr、1795作曲[25歳])
I.Allegro 4/4
II.Adagio cantabile 3/4
III.Allegro molto,scherzando 3/4
IV.Presto 2/4
原曲は2本のオーボエとイングリッシュホルンです。フルートに置き換えれば、普通のフルート2本とアルトフルートと相性ピッタリの作品です。ベートーヴェンらしく壮大な作風は、フルートの違った面も引き出してくれそうです。アマチュアの皆さんにも馴染みやすい素敵なトリオです。第1交響曲が作曲されたのが30差という大器晩成型のベートーヴェンにとって、年齢25歳と言えばまだまだ無名の時期です。ですが、その作風は既にベートーヴェンそのもので、音楽は完成されたと言って過言ではありません。また、タイトルは「グランド・トリオ」と言わず、フランス語の「グラン」を使う辺り、フランスに憧れる当時の音楽情勢を表していると言って良いでしょう。
アンコールは、ドボルザーク:ガボット(2Fl+AFl、原曲:若いヴァイオリニストのための3本のヴァイオリンによる三重奏曲、1890年8月19日作曲、同年出版)でした。
次回公演は、2018年1月20日(土、7:00p.m.開演)公演「ザ・トリオV〜Sterling tonesII」と題し、再び平野景子さんをお迎えして3Flによる聞き逃せない作品たちをお届け致します。次回はトリオだけでは無くデュオの作品も取り上げる予定です。詳細は今しばらくお待ち下さい。どうぞお越し下さいますよう心よりお待ち申し上げます。
<フルート・コミュニケーション Vol.217>−−−−−−−
■気晴らしは料理に限ります■
毎日決まった行動をすることはなく日々スケジュールが全く違う生活をしていると、今日は何をするの?と分からなくなってしまうこともあるんですよね、そんな時は気晴らし!それは料理であります。料理はイイ、無心に包丁を使い調味料をふる。出来れば美味しくて喜ばれますし、自分も達成感があって楽しく満足感も高い。今流行のインスタ映えする画像を撮るのも楽しいのです。
8月半ばのサマーキャンプ、帰ってすぐおさらい会(ミニ発表会)、大阪レッスン、酒田でのイベント、そして今日の演奏会、明日も演奏依頼があり演奏をしに行くという、毎週末にイベントが続き疲れたのか、先日はとうとう39.6度の熱を出してしまいました。そんな時も気晴らしに料理なのです。だって、さすがに私でも熱があれば食欲も落ちますし食べたいものも変わる、そんな時でも食べたいと思う物を作るワケです。
画像は、近くのマーケットで投げ売りされていた16本200円のニンジン。早速にペンネやマカロニでサラダを作ったのです。マヨネーズベースのサラダは優しい味で熱があっても美味しいのです。料理万歳\(^O^)/
<本日の打ち上げ>−−−−−−−−−−−−−−−
本日はスタッフのみでの打ち上げだあ!
今回は本番演奏についての話しも、カメラの話しも、車の話しも、たくさん話したなあ。楽しかった。本番の緊張感も素晴らしいけど、その緊張が解けてお互いの距離感が縮まった感じもサイコー。ビールが旨い!\(^O^)/
演奏した4曲のどれもがとっても好きになれた素晴らしい本番、だからみんな御機嫌なのです。
海鮮サラダ、まずは血糖値の上昇を穏やかに、サラダを食べましょう。でも結局、、、鶏カラ、ほっけ、海苔巻き、etc、、、
と高カロリー高炭水化物へとなだれ込んだのでした( ̄。 ̄;)
みなさんありがとう。次回は来年1月なのでちょっと寂しいなあ。。。
新大久保駅、山手線入線!
新宿まで一駅、かいじに乗って帰りま〜す(^o^)
<開演に向けてどうやって準備しているかというと>−−−−−−−
直前練習が終わって、よ〜し本番へ向けてガンバロウ!の乾杯。
あ、もちろんビール(テイスト飲料、ノンアルコールね)ですよ。
本日の賄い軽食は、ツナトースト(ピアニスト作)。
ツナと玉ねぎのスライスをマヨネーズで和えてパンに乗せ、こんがりトーストしましたよ。
美味しそう〜〜〜!いや、実際旨かったのよ。
で、
本番へ向けてGo!
◆FlとPfによる、秋の夜長のコンサート in 弘前Vol.2
・・・ロマンティックな夜だから・・・
◆公演日:2017.9月30日(土)6:30p.m. 開演(6:00p.m.開場)
◆出 演:Fl.上坂 学、Pf.近藤 盟子 特別ゲスト:Fl.竹澤 聡子
◆日 時:2017.9月30日(土) 6:30p.m.開演(6:00p.m.開場)
◆会 場:石のむろじ
〒036-8087 青森県弘前市早稲田3-9-1
Tel:0172-29-3566
(城東ヤマダ電器からツタヤ弘前店方面約へ約100m)
◆入場料:一般 2,000円、高校生以下 1,000円
(70席限定、未就学児の入場はご遠慮下さい)
◆お問い合わせ:Mail / 090-8805-4713(近藤)
◆フライヤー(チラシ)拡大画像
◆プログラム:
・ペッテション=ベリエル:フレースエーの教会にて(Fl Pf)
・シューマン:3つのロマンスより(Fl Pf)
・フォーレ:コンクール用小品(Fl Pf)
・笹森 建英:フルートとピアノのための1月より、第1楽章(Fl Pf)
〜〜〜Tea Time〜〜〜
<リクエストより>
・懐かしの映画音楽より(Fl Pf)
・シューベルト:即興曲 Op.90-3(Pf solo)
・セヴラック:「休暇の日々から」第1集より、ロマンティックなワルツ(Pf solo)
<ゲストをお迎えして>
・ユーグ:ヴェルディ「仮面舞踏会」による協奏的大幻想曲 Op.5(2Fl Pf)
・ピアソラ:
「タンゴの歴史」より、Cafe1930
昨年に続くクライス青森公演です。フルートとピアノの名曲を素敵な響きの会場でお楽しみ下さい。
JUGEMテーマ:音楽