日々練習していると、まるで生き物のように楽器のコンディションが変化するように感じる時がある。特に季節の変わり目など、気温や湿度の変化が大きい時に良く感じる事だ。今、まさにそんな時期。日中は夏のように暑い日もあるが朝夕は秋の気候で日中との差が大きい。来週末に弘前での公演を控え、多少ナーバスになっているのかも知れないが、用心しで調整に出すことにした。
調整に1時間半ほどかかると言う事なので、買った楽譜2冊をカフェで見ながら過ごすことにした。この2冊の楽譜は探せば必ず持っているはずの楽譜なのだが、狭い部屋の中なのに見つからない(ノД`)。それも高額で知られるLeducを2冊、こんな時いつもちゃんと整理しようと心に誓うのだが、誓いきれていない、結局いい加減。ああ、と思いつつも楽譜を眺めているとその音楽に引き込まれる。頭の中で演奏してみる。色々表現を試してみる。そのスケールは無限大だ。実際に音を出して早く演奏したいと思う。素晴らしい作品に接する喜びを感じるのだ。音楽に没頭していれば1時間半などあっという間だ。
調整を担当して頂いたのは、我がクライスの行事でもお馴染みムラマツの修理室長・中村さんだ(これとかこれ等々)。楽器は気持ち良く爽快なコンディションとなって戻ってきた。素晴らしい、心から感謝感謝です。
これで仕事関連は完了、このあと銀座でカットするだけなのだがちょっと時間があるので再びお茶をすることに。Leducの2冊とは別に「新刊ですよ」とお勧め頂いたジョプリンのラグタイム、2本のフルートとピアノという楽しそうな編成。演奏会の1曲目として、またはアンコールでも、生徒さんの発表会にも最適な感じだ。これも早く音を出してみたいなあ!
そして、銀座に着いた頃には陽も暮れ、雨が黒い路面を明るく照らす。照らすのは車のヘッドライトなのだが、雨があってこその輝き、鬱陶しい雨も少し嫌じゃ無くなる。綺麗だなあ。俺も綺麗にして貰いに行くとするか。
◆FlとPfによる、秋の夜長のコンサート in 弘前Vol.2
・・・ロマンティックな夜だから・・・
◆公演日:2017.9月30日(土)6:30p.m. 開演(6:00p.m.開場)
◆出 演:Fl.上坂 学、Pf.近藤 盟子 特別ゲスト:Fl.竹澤 聡子
◆日 時:2017.9月30日(土) 6:30p.m.開演(6:00p.m.開場)
◆会 場:石のむろじ
〒036-8087 青森県弘前市早稲田3-9-1
Tel:0172-29-3566
(城東ヤマダ電器からツタヤ弘前店方面約へ約100m)
◆入場料:一般 2,000円、高校生以下 1,000円
(70席限定、未就学児の入場はご遠慮下さい)
◆お問い合わせ:Mail / 090-8805-4713(近藤)
◆フライヤー(チラシ)拡大画像
◆プログラム:
・ペッテション=ベリエル:フレースエーの教会にて(Fl Pf)
・シューマン:3つのロマンスより(Fl Pf)
・フォーレ:コンクール用小品(Fl Pf)
・笹森 建英:フルートとピアノのための1月より、第1楽章(Fl Pf)
〜〜〜Tea Time〜〜〜
<リクエストより>
・懐かしの映画音楽より(Fl Pf)
・シューベルト:即興曲 Op.90-3(Pf solo)
・セヴラック:「休暇の日々から」第1集より、ロマンティックなワルツ(Pf solo)
<ゲストをお迎えして>
・ユーグ:ヴェルディ「仮面舞踏会」による協奏的大幻想曲 Op.5(2Fl Pf)
・ピアソラ:
「タンゴの歴史」より、Cafe1930
昨年に続くクライス青森公演です。フルートとピアノの名曲を素敵な響きの会場でお楽しみ下さい。
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